2016年7月13日水曜日

お金がない大学院生におすすめのクレジットカードまとめ!国際学会や海外旅行に向けて登録すべきクレジットカードとは?

大学院生なら使う場面の少なくないのがクレジットカード。

国際学会に行って海外での支払いをするため、国内学会で航空券を買うときにクレジットカード対応の支払いをするため、一時的に足りない資金をおぎなうため、絶版の書籍を海外のサイトで購入するためetc……と、クレジットカードが必要になる場面はかなり多いです。

実際、私も大学生や大学院の1年まではクレジットカードを持っていなかったので、クレジットカードを持っている知人に支払いを代わりに頼んだ経験があります。そのほうが、お得にチケットなどを購入できることが多いからです。

ただ、多くの大学院生にはお金がありません。なかには、私のように大学院に入るまで一度もアルバイトをしたことがなかったという方もいらっしゃるでしょう。そうなると本人収入は0なので、登録できるクレジットカードも非常に限られてきます。

そこで今回は、大学院生がクレジットカードを作る際に気を付けるべき点と、おすすめのクレジットカードをそれぞれ挙げて、その特徴をご紹介したいと思います。



大学院生は学生向けクレジットカードを作れないことも…

まず、大学院生がクレジットカードを作るうえで最も気を付けるべきことは、大学院生は学生カードの年齢制限に引っかかる場合があるということです。

たとえば、後ほどご紹介する三井住友VISAデビュープラスカードなどは、学生向けクレジットカードの代表的なものの一つですが、年齢制限として25歳までしか登録できません

大学院生だと、なかには25歳を過ぎている方も当然いらっしゃいますよね?

このように、大学院生は必ずしも世の中で一般的に言われている"学生"に当てはまらないことも多いのですが、だからといって社会人のように収入があるわけでもありません。

こうしたことから、大学院生が作るクレジットカードとしては早期に学生向けのクレジットカードを作っておくか、一般向けでも世の中のだれでも審査に通るといわれているようなクレジットカードになってきます。

今回は、その中でもポイントやメリットの多い一般向けクレジットカードと、学生向けのクレジットカードのそれぞれをご紹介したいと思います。

審査がないに等しい「楽天クレジットカード」

インターネットでは、「無職でも作れる」「ステータスがない」「ネット以外で使うのが恥ずかしい」など、散々な口コミやレビューばかりされている楽天カードですが、逆に言えば、そのぶん誰でも作りやすいカードだといえます。

また、学会でよそに行くことの多い学生にとって嬉しいのが、楽天カードだと楽天サービスを利用したときにポイントが2倍たまるという点。楽天トラベルに楽天高速バスサービスと、きっと楽天のサービスを利用する機会は大学院生にとって多いはず。

楽天ポイントがたまりやすいということは、そのポイントを使って楽天トラベルなどを格安で予約できるようになるということです。学生専用のクレジットカードというわけではありませんが、その登録審査の通りやすさ、ポイントの還元率から考えてもほかの学生カードに引けをとらないクレジットカードだと言えるでしょう。

楽天はAmazonなどと同じく、ネットショッピング以外の場面でもサービスを繰り広げているので、今後さらに利用価値は高まっていくことでしょう。楽天カードは「最初の一枚」として利用するのにはとてもおすすめです。

特に、一般的な学生カードは25歳までなどの年齢制限もされていることが多いので、過去に浪人や留年経験があった方や、D2以上で学生向けクレジットカードの年齢制限を超えてしまった方などにはこういった作成の簡単な一般向けクレジットカードを利用されることをおすすめします。



25歳までの「三井住友VISAデビュープラスカード」

三井住友VISAカードが発行している、18歳~25歳向けのクレジットカードが三井住友VISAデビュプラスカード。学生向けとはうたっていませんが、年齢制限を見てもほぼ学生向けのカードと言って問題ないでしょう。

特徴は、利用によって得られるポイントが通常カードの2倍であるという点。学生向けなだけあって、ポイントの特典も少なくないようです。ちなみに、年会費は年に1度でも利用すれば毎年無料で利用できます。

三井住友のVISAカードは、テレビCMなどでも名前をよく聞くように世間的な信頼度も低くないので、将来的に三井住友VISAデビュプラスカードから一般カードに切り替わったときでも恥ずかしくないと思います。

ただ、問題は25歳までという点。上記したように、大学院生で25歳を超えているという方はざらでしょうし、そういった方は対象外になってしまいます。そういった方は楽天カードなどの一般向けで審査の緩いクレジットカードに応募するとよいでしょう。




大学院修了後にクレジットカードを作ればいいのでは?

私もそうでしたが、中には「わざわざ大学院時代にクレジットカードを作らなくても、卒業後に就職してから作ればいいのでは?」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。

ただ、これはあまりおすすめしません。

まず、クレジットカードを使用していくと「クレジットカードヒストリー」と呼ばれる自分の支払い履歴のようなものが残るのですが、このクレジットカードヒストリーはクレジットカードを利用しなければ貯まりません

このクレジットカードヒストリーが無いということは「今までクレジットカードに興味がなかった」方であっても「クレジットカードを作れるほどの資金力もない人間」だとクレジットカード会社にみなされます。つまり、審査に通りにくくなるのです。

それが22歳の大学生ぐらいまでならまだしも、24歳以上の人にクレジットカードヒストリーが無いというのはクレジットカード会社からすれば、やはり違和感になります。そうなると、上にご紹介した楽天カードのような審査の通りやすい一般向けクレジットカードを作らなければならなくなるなど、選択肢が非常に限られてきます。

ただ、中には「クレジットカードヒストリーの有無で審査が決まるなら、一度もクレジットカードを利用したことのない学生だってクレジットカードヒストリーがないから不利なんじゃないか?」と思った方がいらっしゃるかもしれません。

ところが学生の間は、学生向けクレジットカードがあるため、むしろある意味では社会人よりクレジットカードが作りやすいのです。扶養してくれている親御さんにある程度の収入があれば、学生向けクレジットカードの審査で落ちることはまずありません。

「学生のうちに絶対にクレジットカードを作ったほうがいい!」とまでは言いませんが、特別な理由がなければ大学院生のうちにクレジットカードを作っておいたほうが今後の人生を考えても無難だといえるでしょう。